自分自身と、他者と、世界と、出会い直せるような、静かでやわらかな時間と場をつくる「awaiya (アワイヤ) 」のオンラインストアです。
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光ること
¥3,850
真新しい朝に 波打つ水面に 草木の茂みに 吹き荒ぶ雪に ある夏の日に そこらじゅうにある かけがえのない一瞬の光を フィルムカメラひとつで捉えてゆく 写真家・河島夏希さんの写真集です シルバーの箔押しが光る表紙は、 無骨さとやわらかさが愛おしく 手に馴染む感触の「ゆるチップ」紙。 丈夫で開きのよいPUR製本のおかげで 見開きもしっかり堪能できます。 デザインは、河島さんが長年信頼をおかれているデザイナー・小野知恵さん。 印刷は、美しい装丁の本を多数手がけられている京都の修美社さん。 河島さんが撮りためた10年分の光から さまざまな人の手を介して生まれてきた やわらかで美しい光満ちる一冊は、 大切な人へのおくりものにもおすすめです。 一枚ずつ手刷りされた帯 2色からお選びください。 (白:富士わら or 青緑:すぎ) 新刊書籍 「光ること」河島夏希 サイズ:A5/全68P シリアルナンバー入り 書籍撮影:川嶋克 https://katsumikawashima.com
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わたしをつれてどこか遠くへ
¥1,300
「虹色玉手箱」の著者さんごのみやこさんのセカンド作品。 いちばん古いもので2017年、新しいもので2024年に書かれた うつくしい文章が束ねられた短編集です。 (目次) Prologue 夜のシネマ Floating in the clearest night くだもののにおいがする部屋 水星 Alone In Kyoto ティーカップの底 Breakfast In Cafeteria 木の枝、石ころ、道の終わり ビブリオテークの妖精 アイスクリームの天使 ティーパーティーへようこそ 誰かのケーキ 海辺のホテル (版元より) . . 新刊書籍 「わたしをつれてどこか遠くへ」 著者 さんごのみやこ 写真 秋田京花 判型 B6判 フランス製本 頁数 110頁 2025年1月19日発行
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虹色玉手箱
¥1,800
わずか数ページの間に 現実から 少し浮いて 仄明るい光へ包まれてゆく 小さくもふくよかな光を湛える 色とりどりの宝石たちのような 24篇の物語が束ねられた 手のひらサイズの短編集です . . (目次) 夕餉姫/明滅する夢/深海の人/ みなしごの夢/さかさまの夏/ 檻姫/妖稿たち/アラザン/ 部屋のなかは雨でいっぱい/ 赤い傘で待ち合わせ/かさ/ストーン/ 遠くの部屋/非常階段/魚/蝶々の地図/ タワー/ブランコ/しゃぼんの目/ 夜のまたたき/プール/ 日が沈むころに目をさまして/ サイレン/ラスト/あとがき (版元より) 【新刊書籍】 「虹色玉手箱」 著者 さんごのみやこ 装画 渡部恵梨子 組版 二月空 判型 W110×H154mm(文庫本くらいの大きさ) 頁数 144頁 挿し絵あり(カラー2枚、モノクロ1枚) 2021年1月発行
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新しい日の真ん中に
¥1,320
朝の窓辺で、 満員電車の中で、 喫茶店の椅子で、 散歩道で、 ほろ酔いの夜の街で、 おやすみ、のあと布団の中で、 いつでも、どこでも、ひらいてみる。 やわらかに澄む 汲みたての水のような詩を からだに通わせてみる。 気持ちの良い風がからだぜんぶをやさしく吹き抜けたり、 おおきな広い水のかたまりにとっぷりとおおわれれたり、 埋めた記憶もない種がからだの中で芽吹いたり、する。 . . . 手帳のような軽やかさでどこへでも携え、どこでも気楽にひらくことができる 児玉由紀子さんの詩集です。 . . . 新刊書籍 「新しい日の真ん中に」 児玉由紀子著 イラストレーション:安藤智 デザイン:角谷慶 サイズ:162mm/44p (版元より)
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幸せについて
¥1,100
そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生の上に立っていた なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ . . 70年近くを詩人として生きてきた谷川俊太郎さんが「幸せ」をテーマに書き下ろされた書籍です。 軽やかな装丁でありながら、人生の知恵とことばに満ちた一冊。 (カバーは3種類ありますが、中身は同じです。在庫があればお選びいただくこともできます。) (版元より) 【新刊書籍】 「幸せについて」 著者 谷川俊太郎 判型 B6変形 頁数 112頁 (ナナロク社)
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詩集 美しいとき
¥1,980
あなたといるとき わたしは 自分のことを 忘れていられる 懸命に 生きようとさえしないまま 今だけをじっと 味わっている しあわせか どうかも 考えず ただ 今 このときだけは 美しいと 感じている 悲しみとは 何かを愛した証し 悲しみ、祈り、愛すること。 暗闇で手探りするように、一語一語、つむがれた言葉の捧げ物。 (版元より) . . . 「見えない涙」「幸福論」「燃える水滴」「愛について」「たましいの世話」に続く 若松英輔さんの詩集。 ほんの少しの翳りをふくんだ青色と、銀の箔押し装丁までうつくしい一冊です。 【新刊書籍】 「詩集 美しいとき」 著者 若松 英輔 判型 四六判変型 仮フランス装 頁数 128頁 (亜紀書房)
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詩集 見えない涙
¥1,980
《第33回詩歌文学館賞詩部門受賞》 活字から声が聞こえる、若松さんの詩には体温がある。 ──谷川俊太郎氏 この詩集を読む者は、まず詩情のきよらかさに搏たれる。 それはただの純情ではなく、ぎりぎりまでものを考える知性で裏打ちされている。まるで奥深い天上の光が差しこんで来るかのようだ。 ──石牟礼道子氏 * * * 泣くことも忘れてしまった人たちへ。 26編の詩を収めた、若松英輔初の詩集。 _________ 今日は記念日 あなたとわたしが出会った日 いっしょにお祝いをしたいけれど あなたがいるところへは 行けないから いくつかの言葉を贈ります ぜったいに独りにしない そう約束したのに 突然 逝ってしまったあなたへ かなしみという 藍色の切手を貼って ──「記念日」より (版元より) . . . 若松英輔さんのはじめての詩集。 白色の重なり 箔押しの装丁が美しい一冊です。 【新刊書籍】 「詩集 見えない涙」 著者 若松英輔 判型 四六判変型 仮フランス装 頁数 112頁 (亜紀書房)
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詩集 愛について
¥1,980
すべての詩に すこしずつ映る もうさわることのできない人の影 詩はいつも すこしかなしく それは愛と よく似ている . . . 【新刊書籍】 「詩集 愛について」 著者 若松英輔 判型 四六判変型 仮フランス装 頁数 120頁 (亜紀書房) 若松英輔 1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」で西脇順三郎学術賞を受賞。
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ふたりっ子バンザイ
¥2,200
ただ 二人の ちいさな兄弟が なんでもなく 育っていこうとしている ただそれだけの どう見ても個人的な写真の連なりであるのに、 こんなにも 自分の中の やさしい気持ちにつながるまなざしがひらく いつくしむ心を 思い出す ような心地になるのはなぜだろう? . . . 昭和の家庭風景で育つ子どもたちへ注がれるみずみずしいまなざしがひかる写真集。 半世紀の時を経て、たったひとりのための本をつくりつづける出版社 夏葉社により復刊された一冊です。 . . . 【新刊書籍】 「ふたりっ子バンザイ」 著者 石亀 泰郎 判型 新書判上製 頁数 120頁 (夏葉社)
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コジコジにきいてみた。
¥1,100
みんなのモヤモヤにコジコジが答える ただただそれだけの 最高の一冊です。 . . . 【新刊書籍】 「コジコジにきいてみた。」 文・絵 さくらももこ (ブルーシープ)
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親子の手帖
¥1,540
どれだけ年を重ねて 大人になっても かつて子どもだったことのある人は つまりみんな 子どものじぶんをその内側にふくんでいる。 親という生きものもまた おんなじように かつて子どもだった人生から切り分けられて親になった わけではなくて、 その内側に 子どもであった人生をふくんだまま 親を生きている。 だから 忘れているだけで きっと思い出せる。 子どもはいつも理不尽なめにあうってことを。 強いられたり、突き放されたり、自分自身でいることを取り上げられるってことを。 かつて子どもの自分が味わった窮屈さや不自由を。 いちばんほしかったのは ただそこにいてくれてうれしい というまなざしだったことを。 そして今 目の前の子どもに それをしてあげられるいちばんちかしい人間が 自分だってことを。 . . . 親も 子どもも かつて子どもだった人びとも 読むことでほどかれる 親子という関係を見直す一冊。 ただそこにいてくれてうれしい そのまなざしがそそがれあう日々の手立てに。 「親子の手帖」 鳥羽和久著 (鳥影社)
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あるノルウェーの大工の日記
¥1,870
手は人生を物語る 自分にできること、やってきたことはここに写し出されている。この手は私の推薦状であり、履歴書だ。 (本文より) ノルウェーで自営業を営む大工の日々を職人技の豊かなディテールと共に綴られたエッセイ。 勤勉実直でありながらユーモアがありどこか親しみやすい文章です。 大工という職業の方の書く文、というのも新鮮に映るのではないでしょうか。 専門的なことはもちろん、 施主とのやりとりや他の職人とのスケジュール調整等、顧客や仕事仲間へのこまかな気配りから作者の大工としての矜持を垣間見ることができます。 . . . 新刊書籍 「あるノルウェーの大工の日記」 オーレ・トシュテンセン著 中村 冬美/リセ・スコウ訳 牧尾 晴喜監修 (河出書房新社)
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さよならのあとで
¥1,430
とても短い詩です なのにこんなにも深く ほんとうのこと に触らせてくれる いつか私が消えてしまうとき、そこにいる人たちのために この本にはずっとこの本棚にいてもらおう と思っています。 いちばんおおきな悲しみの中にいる人へ かつていちばんおおきな悲しみの中にいた人へ これからいちばんおおきな悲しみへ向かうであろうあなたへ . . . 新刊書籍 「さよならのあとで」 詩:ヘンリー・スコット・ホランド 絵:高橋和枝 (夏葉社)
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ポエトリー・ドッグス
¥1,760
「このバーでは、詩を、お出ししているのです」 今夜も、いぬのマスターのおまかせで。詩人・斉藤倫がおくる、詩といまを生きる本。 『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』につづく、31篇の詩をめぐるストーリー。 「詩っていうのは、おもい出させようと、してくれてるのかもね。このじぶんだけが、じぶんじゃなかったかもしれないことを。このせかいだけが、せかいじゃなかったかもしれないことを」 T・S・エリオット 吉岡 実 ガートルード・スタイン アメリカ・インディアンの口承詩 萩原朔太郎 ボードレール 杉本真維子 宮沢賢治 石原吉郎 ウォレス・スティーヴンズ 石牟礼道子 アルチュール・ランボー ……ほか全31篇の詩をめぐる物語 (版元より) 【新刊書籍】 「ポエトリー・ドッグス」 著者 斉藤 倫 判型 四六変型 頁数 192頁 (講談社)
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ルージュベックのだいぼうけん
¥2,090
ふしぎなルーペがついた 大判の絵本。 表紙のやさしい手触りと、赤とうすい水色のカラーが ものとしてもすてきです。 地面や ビルディングや 人や 山、 なんでもないような景色のむこう、思わずニヤリとする景色がルーペを通して浮かび上がります。 ひとりでルーペをあつかえるのは、おそらく3歳頃からです。 それより大きなお子さまや、大人のかたへのおくりものにも。 「ルージュベックのだいぼうけん まほうのルーペをつかってせかいをはっけんしよう!」 アガット・デモワ(さく),ヴァンサン・ゴドー (さく),うちだ さやこ(やく) 出版社: KTC中央出版 サイズ:34cm/1冊(ページ付なし) ISBN:978-4-87758-753-6
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街と山のあいだ
¥1,760
ここにいながら ここではない遠くのひかりを浴びる それは読書がおしえてくれたすばらしい体感のひとつ 街にいる 街にいて 山は光り、 山から辿られる記憶は光り、 そのひかりの粒を撚り込んだ糸のように 文章が 読むひとの前で からだのうちで ひかる。 それはたとえば めずらしい鳥の声 ゆれる花 葉先のしずく いつか一緒に歩いたひとの気配 湿った地面を踏む足の裏 からだをとおりぬける風 山に登ったことはなくても、きっと 山は ひかる。 エッセイというよりか、随筆というのがぴったりの 静かで力づよい文章が束ねられた 山のひかりが降りそそぐ一冊。 . . . 新刊書籍 「街と山のあいだ」 若菜晃子著 (アノニマ・スタジオ) 若菜 晃子 1968年兵庫県生まれ。学習院大学文学部国文学科卒業。編集者。『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集、執筆。著書に「東京甘味食堂」など。
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途上の旅
¥1,760
SOLD OUT
海面へ降り注ぐ雨 草ぐさがそよぐ陽だまり 風の吹き渡る音 旅の記憶を繋ぎ集めた随筆集「旅の断片」 につづく本作は、自然にゆかりある旅の記憶の集合体。 遠く離れた 見知らぬはずの自然のなかで、深く、大きく呼吸をするように読める一冊です。 若菜さんの書かれる文章は、静かなのに、力強い。目に見えるところに置いて、ときおり手のひらで愛でるきれいな石みたいな言葉がそこかしこにあらわれます。 ゆっくりと時間をかけて、言葉の光を拾い集めるように読み進めていただきたい一冊です。 【新刊書籍】 「途上の旅」 若菜晃子著 (アノニマ・スタジオ)
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陶芸と暮らしの当事者として
¥800
作業場で粘土を触りながら今日の夕飯のことを考え、食器を洗いながら作品のことを考える──── 陶芸を拠点として「人とその周辺」をテーマに モノ / 空間 / 時間 を制作されている武内ももさんが、書籍を作られました。 陶芸と暮らしの当事者であること、そこからみえることについて、 詩、と呼ぶにはどこか無骨で 日記、と呼ぶには地べたから浮かんでいる 独特の言葉と 独特のスケッチから構成された小冊子です。 武内さんの陶芸作品を見た時に感じた 遠く を 紙越しにもまた感じました。 なんてすごい人なんだろう、と思います。 . . 実店舗では、個人的に所有している作品「遅すぎる朝」とともに並べております。 とてもいいです。ぜひご覧になってください、 【新刊書籍】 「陶芸と暮らしの当事者として」 著者 武内 もも 判型 (116×170mm) 頁数 48頁
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たましひの薄衣
¥2,200
(収録歌より) ーネロ帝の若き晩年を思ふとき孤独とは火の燃えつくす芯 ーたましひのまとふ薄衣(うすぎぬ)ほの白し天を舞ふときはつかたなびく ー水差し(カラフ)より水注(つ)ぐ刹那なだれゆくたましひたちの歓びを見き ー一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ ー「わたしの夫(モン・マリ)」と呼ぶときはつか胸に満つる木々みな芽ぐむ森のしづけ . . . 花がひらくような静けさで差し出される31音 それはたとえば 異国の音彩 時間に磨かれ光る色かたち たった一瞬の揺れ動き 極上の静謐が からだの中へ染み渡っていくような歌集。 . . 【新刊書籍】 「たましひの薄衣」 菅原百合絵 (書肆侃侃房)
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歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術
¥2,915
「自分の人生を、主導権をもって歩き続けるとはどんなことか?」北欧における"世界文学の道先案内人"が「歩くこと」の本質に迫る。 (Amazon紹介文より引用)
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かたわらに
¥2,860
小さい木の彫刻を作るようになったのには理由がある。 ドイツに留学していた当時、私の展覧会に来た人が、 まるで靴屋で靴を買うように彫刻を買ってくれた。 日本では考えられない強烈な経験だった。 そのときから私は街の彫刻家になりたいと 考えはじめていたのかもしれない。 (まえがきより) ただある。あなたを映す鏡のように—— 大胆さと繊細さをあわせもつ才気溢れた彫刻家の初作品集。
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紺青のわかれ
¥1,078
凝血色に爛れてこびりついてゐた花が、ころりと落ちたのが一週間前だった。 湿つた花粉が薬のやうにテーブルにこぼれて、そのままかわききつてゐる。 その一週間前に父が失踪した。 (本文「蘭」より) まずは、目で、文字の美しさを堪能してほしい。次に、読みがなを参考にしながら音読し、言葉の響きを堪能してほしい。「塚本語」あるいは「塚本詞」には形而上学的な香りがあり、宇宙とつながる音楽があり、冷静な熱気がある。 (解説より) 人間の性による破滅の数々でありながら耽美に仕立てあげられている物語、 一つ一つの文と旧仮名遣いには世界観にどっぷりと溺れる感覚に陥ります。 短編集と侮るなかれ、重厚なミステリーとしても堪能できる一冊となっております。 . . . 新刊書籍 「紺青のわかれ」 塚本邦雄著 (河出文庫)
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振りまはした花のやうに
¥1,500
はづかしいから振りまはした花のやうに言ひにくいことなんだけど . . . たどたどしく読む、古いかなづかい。 何度かなぞって、するりと一首がつながり立ち現れるとき、 どこか愁いを帯びた、破れた硝子のような光がかがやく。 第三歌集「振りまはした花のやうに」。 第一歌集 『顔をあげる』(1961年)、第二歌集『前線』 (1976年)を併録。 代表歌「男の子なるやさしさは紛れなくかしてごらんぼくが殺してあげる」(『前線』)、「外套の腕絡ませるようにしてなじりくる腹立てなくっていいの」。 短歌に口語を取り入れる独特の文体は、俵万智氏など現代を代表する歌人たちへも深く影響を及ぼしている。 どこへでも携えていける文庫サイズがうれしく、装丁のうつくしい 短歌研究社新文庫シリーズ第二作です。 . . 【新刊書籍】 「振りまはした花のやうに」 平井弘著 (短歌研究文庫)
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へいわとせんそう
¥1,320
SOLD OUT
シンプルなことばと シンプルな絵が 見開きに並んで、 同じ人 同じ場所 同じ時間の へいわ と せんそう を比べ見せてくれる。 これが、戦争。 これが、平和。と 淡々とした起伏で語りかけ 幼い子どもの手のひらにも その感触を やわらかく伝えてくれる。 この本は 私たちの心の中の ふわふわの土に やさしく穴をあける指先であり そこに埋められる 平和を願う 種 そのものでもある。 雨を受け 光を受け 芽吹き 大きく枝葉を伸ばした 平和のかたちを みんなが見て 喜び合える日への はじまりの 一冊。 . 新刊書籍 「へいわとせんそう」 たにかわしゅんたろう文 Noritake絵 (ブロンズ新社)