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新しい日の真ん中に
¥1,320
朝の窓辺で、 満員電車の中で、 喫茶店の椅子で、 散歩道で、 ほろ酔いの夜の街で、 おやすみ、のあと布団の中で、 いつでも、どこでも、ひらいてみる。 やわらかに澄む 汲みたての水のような詩を からだに通わせてみる。 気持ちの良い風がからだぜんぶをやさしく吹き抜けたり、 おおきな広い水のかたまりにとっぷりとおおわれれたり、 埋めた記憶もない種がからだの中で芽吹いたり、する。 . . . 手帳のような軽やかさでどこへでも携え、どこでも気楽にひらくことができる 児玉由紀子さんの詩集です。 . . . 新刊書籍 「新しい日の真ん中に」 児玉由紀子著 イラストレーション:安藤智 デザイン:角谷慶 サイズ:162mm/44p (版元より)
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幸せについて
¥1,100
そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生の上に立っていた なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ . . 70年近くを詩人として生きてきた谷川俊太郎さんが「幸せ」をテーマに書き下ろされた書籍です。 軽やかな装丁でありながら、人生の知恵とことばに満ちた一冊。 (カバーは3種類ありますが、中身は同じです。在庫があればお選びいただくこともできます。) (版元より) 【新刊書籍】 「幸せについて」 著者 谷川俊太郎 判型 B6変形 頁数 112頁 (ナナロク社)
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詩集 美しいとき
¥1,980
あなたといるとき わたしは 自分のことを 忘れていられる 懸命に 生きようとさえしないまま 今だけをじっと 味わっている しあわせか どうかも 考えず ただ 今 このときだけは 美しいと 感じている 悲しみとは 何かを愛した証し 悲しみ、祈り、愛すること。 暗闇で手探りするように、一語一語、つむがれた言葉の捧げ物。 (版元より) . . . 「見えない涙」「幸福論」「燃える水滴」「愛について」「たましいの世話」に続く 若松英輔さんの詩集。 ほんの少しの翳りをふくんだ青色と、銀の箔押し装丁までうつくしい一冊です。 【新刊書籍】 「詩集 美しいとき」 著者 若松 英輔 判型 四六判変型 仮フランス装 頁数 128頁 (亜紀書房)
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詩集 見えない涙
¥1,980
《第33回詩歌文学館賞詩部門受賞》 活字から声が聞こえる、若松さんの詩には体温がある。 ──谷川俊太郎氏 この詩集を読む者は、まず詩情のきよらかさに搏たれる。 それはただの純情ではなく、ぎりぎりまでものを考える知性で裏打ちされている。まるで奥深い天上の光が差しこんで来るかのようだ。 ──石牟礼道子氏 * * * 泣くことも忘れてしまった人たちへ。 26編の詩を収めた、若松英輔初の詩集。 _________ 今日は記念日 あなたとわたしが出会った日 いっしょにお祝いをしたいけれど あなたがいるところへは 行けないから いくつかの言葉を贈ります ぜったいに独りにしない そう約束したのに 突然 逝ってしまったあなたへ かなしみという 藍色の切手を貼って ──「記念日」より (版元より) . . . 若松英輔さんのはじめての詩集。 白色の重なり 箔押しの装丁が美しい一冊です。 【新刊書籍】 「詩集 見えない涙」 著者 若松英輔 判型 四六判変型 仮フランス装 頁数 112頁 (亜紀書房)
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詩集 愛について
¥1,980
すべての詩に すこしずつ映る もうさわることのできない人の影 詩はいつも すこしかなしく それは愛と よく似ている . . . 【新刊書籍】 「詩集 愛について」 著者 若松英輔 判型 四六判変型 仮フランス装 頁数 120頁 (亜紀書房) 若松英輔 1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」で西脇順三郎学術賞を受賞。
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さよならのあとで
¥1,430
とても短い詩です なのにこんなにも深く ほんとうのこと に触らせてくれる いつか私が消えてしまうとき、そこにいる人たちのために この本にはずっとこの本棚にいてもらおう と思っています。 いちばんおおきな悲しみの中にいる人へ かつていちばんおおきな悲しみの中にいた人へ これからいちばんおおきな悲しみへ向かうであろうあなたへ . . . 新刊書籍 「さよならのあとで」 詩:ヘンリー・スコット・ホランド 絵:高橋和枝 (夏葉社)
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たましひの薄衣
¥2,200
(収録歌より) ーネロ帝の若き晩年を思ふとき孤独とは火の燃えつくす芯 ーたましひのまとふ薄衣(うすぎぬ)ほの白し天を舞ふときはつかたなびく ー水差し(カラフ)より水注(つ)ぐ刹那なだれゆくたましひたちの歓びを見き ー一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ ー「わたしの夫(モン・マリ)」と呼ぶときはつか胸に満つる木々みな芽ぐむ森のしづけ . . . 花がひらくような静けさで差し出される31音 それはたとえば 異国の音彩 時間に磨かれ光る色かたち たった一瞬の揺れ動き 極上の静謐が からだの中へ染み渡っていくような歌集。 . . 【新刊書籍】 「たましひの薄衣」 菅原百合絵 (書肆侃侃房)
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振りまはした花のやうに
¥1,500
はづかしいから振りまはした花のやうに言ひにくいことなんだけど . . . たどたどしく読む、古いかなづかい。 何度かなぞって、するりと一首がつながり立ち現れるとき、 どこか愁いを帯びた、破れた硝子のような光がかがやく。 第三歌集「振りまはした花のやうに」。 第一歌集 『顔をあげる』(1961年)、第二歌集『前線』 (1976年)を併録。 代表歌「男の子なるやさしさは紛れなくかしてごらんぼくが殺してあげる」(『前線』)、「外套の腕絡ませるようにしてなじりくる腹立てなくっていいの」。 短歌に口語を取り入れる独特の文体は、俵万智氏など現代を代表する歌人たちへも深く影響を及ぼしている。 どこへでも携えていける文庫サイズがうれしく、装丁のうつくしい 短歌研究社新文庫シリーズ第二作です。 . . 【新刊書籍】 「振りまはした花のやうに」 平井弘著 (短歌研究文庫)
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肌に流れる透明な気持ち
¥1,870
SOLD OUT
増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、発売から約3年の時を経て 次作『満ちる腕』とともに短歌研究社より新装版が同時発売! 「わたし」を巡る60首。歌人・伊藤紺、最初の短歌集。 【歌集より】 ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる 楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた 前髪にかけてきた気が遠くなるほどの時間の一部にあなた ブックデザイン=脇田あすか (版元より) 【新刊書籍】 「肌に流れる透明な気持ち」 著者 伊藤 紺 判型 B6判変型並製(110 x182mm) 頁数 80頁 (短歌研究社)
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満ちる腕
¥2,090
SOLD OUT
2020年に発売された著者2作目となる私家版歌集。 完売が続き入手困難となっていた本作が、 前作『肌に流れる透明な気持ち』とともに短歌研究社より 新装版同時発売!! 短歌45首、詩・散文8篇を収録。 ブックデザイン=脇田あすか (版元より) 【新刊書籍】 「満ちる腕」 著者 伊藤 紺 判型 B6判変変型上製(122×156mm) 頁数 96頁 (短歌研究社)