a w a i y a b o o k s (アワイヤブックス)
古い長屋を改装した
12席の小さな喫茶室
季節の小菓子と新/古本を傍に
「間 (あわい)」のひと時を
お愉しみください。
大阪市福島区海老江2-7-22
月〜日 13:00 - 17:30 (17:00 L.O.)
臨時休業等はINSTAGRAMにてご確認ください。
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◯ 喫 茶 小 品
・お飲物 550円〜
(コーヒー、紅茶、チャイ、
クリームソーダ、ソフトドリンク等)
・小菓子 440円〜
(スコーン、ケイク、パフェ等)
✳︎写真は季節のパフェの一例です。
詳しくは Instagram をご覧ください >
◯新/古本
実店舗では書籍の販売もしております。(本棚にある本全て。新刊・古本合わせて400冊程度)
また書籍は全て喫茶室でお読みいただくこともできます。
オンラインストアでは「新刊書籍・雑貨」と時々焼菓子を販売しております。
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怠惰の美徳
¥990
SOLD OUT
三十二歳になったというのにまだこんなことをしている二畳の部屋に寝起きして小説を書くなどと力んでいるがろくな文章も書けないくせに年若い新進作家の悪口ばかり云っている ── 雑巾にでもなって 生れてくればよかったのに人間に生れて来たばかりに三十二歳となったと言うのにおれはまだこんなことをしている ( Ⅰ 三十二歳より) 冬になってなんだか無気力になってしまう方もいらっしゃるではないでしょうか。できればたくさん寝たい、あわよくば冬眠をしたい、そういった方には共感できると思います。 この本は梅崎春生が「どうも私は怠け者です。」と言わんばかりに約300頁に渡って自身のことを書き連ねた短編集となっています。 輝かしく豪華という言葉には全く無縁の、地味で暗澹とした文ではあるものの、情報消費が早く良くも悪くも派手が目立つ社会で過ごす私たちにとってはどこか親近感を覚えるのではないでしょうか。 どうして働かずに生きる事がこんなにも非難れるのか、でもこんな事を声に出して言うのはなんか嫌だ、もはやそういうことを考えないものに生まれ変わりたい。 そのような気持ちを代弁するような一冊です。 . . . 新刊書籍 「怠惰の美徳」 梅崎春生著 荻原魚雷編 (中央公論新社)
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つづくで起こったこと
¥3,300
つづくで起こったこと 「ミナペルホネン/皆川明 つづく」展93日間の記録 東京都現代美術館で開催された「ミナペルホネン/皆川明 つづく」展の会期中に行われた公式イベントを収録したドキュメントブック。皆川明がクリエイターやアーティスト12名と語り合ったクロストークなどを掲載する。 出版社: 青幻舎 サイズ:22cm/415p ISBN:978-4-86152-802-6 皆川明 / 田根剛 / 木田隆子 / 藤田貴大 / 在本彌生 / 中村好文 / 糸井重里 / 大竹伸朗 / 遠山正道 / 菊地敦己 / 葛西薫 / 中原慎一郎 / 岡本仁 / 他
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ダメじゃないんじゃないんじゃない
¥1,650
「これってほんまにダメなんかな?」 よくよく考えてみるとそういうことはいっぱいある。 学校の校則なんかはその権化のようだった気がするし(今時は改められていることを願います)、 大人になってからも、なんかダメっぽくなっているからそれっぽく振る舞っとこうみたいなことは多い。 私は思考停止する。ダメっぽいから。それっぽく振る舞っとこう、とする。 でも、はらださんは思考停止しない。 「いやそれはダメじゃないんじゃない?」もしくは「ダメとかダメじゃないとかではないんじゃない?」と、 自分の与り知らないところで勝手に決められたレギュレーションに対して、ふざけながら物申す。 ある立場を取りながら、それと離れた立場(それは一つではない)からも見て常に自省し続けながら、ただしく怒り物申し続けるその姿は、痛快で、のっぺらぼうの顔が立体感を手に入れていくような奮い立たされ方をします。 . . 時々冗談めいた言い回しやアニメネタを挟み和ませながら、「ダメ」の大海原へと漕ぎ出す 読書ビギナーの皆様にもおすすめしたいエッセイ集です。 . . . 【新刊書籍】 「ダメじゃないんじゃないんじゃない」 はらだ有彩著 (KADOKAWA)
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ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集
¥1,320
きみは たびたび やってくる。 ことばがなっていない、と先生に怒られた話、 国語のテスト、 きき間違えておぼえたうた、 ラタトゥイユ・トルティーヤ、 オノマトペや、みぞれや、 ゆきどけみず といっしょにやってくる。 そのたび きみ と なにか の間に 詩は、あらわれる。 詩 をとおったあとのきみ は 少し 遠く 近く なる。 子どもの きみ のまなざしと 大人の ぼく のまなざしの どちらをも縫いとめながら一枚の布をつくるように読む 物語のようでもあり、一冊すべてが 一篇の詩 のようでもある一冊。 . . . 新刊書籍 「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」 斉藤倫著 高野文子画 (福音館書店) サイズ:19cm/158p ISBN:978-4-8340-8457-3 斉藤倫 1969年生まれ。詩人。「どろぼうのどろぼん」で日本児童文学者協会新人賞、小学館児童出版文化賞を受賞。他の作品に「波うちぎわのシアン」など。
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惑星
¥1,980
惑星 片山 令子 (著) たとえば、すっかり忘れた頃、もたらされる誠実な返信。わたしは、そんな何気ない出来事こそ、人生の結晶だと思っている…。2018年に逝去した詩人・片山令子のエッセイ集。詩、写真・略歴も収録。 出版社: 港の人 サイズ:20cm/221p ISBN:978-4-89629-369-2 片山 令子 1949〜2018年。詩人。物語の執筆や絵本の翻訳も手がけた。著書に「たのしいふゆごもり」「ゆきのひのアイスクリーム」「夏のかんむり」など。
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your night magazine vol.0 vol.1
¥1,600
SOLD OUT
ままならない身体を生きる私たちを やわらかにほぐしていく 優しい夜 優しい手のような「自律神経整えるマガジン」。 . . . フォトグラファー足達奈穂さんが立ち上げられたウェブマガジン your night magazineが 紙媒体になりました。 インタビュー、食、パワースポット街散歩など、ユニークなコンテンツに、やわらかな光が揺れる足達さんの写真が収められています。 勇気づけられたり 安心したり 自分自身をやさしく抱きしめたくなるような 読みごたえたっぷりの一冊です。 . . . . 新刊書籍 「your night magazine vol.0 vol.1」 足達奈穂編集・写真 (your night press)
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めざめる
¥1,650
あさ めざめる まぶしい あたたかい . . . 目が眩むような光や、じわじわとしたぬくもり、柔らかく冷たい大きな水が からだをさわる。 湿った大地のにおいが 鼻の奥に届き、たくさんの生きもののざわめきが からだをとおりぬける。 はじまったばかりのいのちが しずかに おおきく うごくのを見る。 見る 以上のものが からだにとどく。 阿部海太さんの絵本は みんな どこか なにかの生きものみたいに思う。 ふしぎな おおきな「原始」にさわる 一冊。 . . . 【新刊書籍】 「めざめる」 阿部海太著 (あかね書房)
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親子の手帖
¥1,540
どれだけ年を重ねて 大人になっても かつて子どもだったことのある人は つまりみんな 子どものじぶんをその内側にふくんでいる。 親という生きものもまた おんなじように かつて子どもだった人生から切り分けられて親になった わけではなくて、 その内側に 子どもであった人生をふくんだまま 親を生きている。 だから 忘れているだけで きっと思い出せる。 子どもはいつも理不尽なめにあうってことを。 強いられたり、突き放されたり、自分自身でいることを取り上げられるってことを。 かつて子どもの自分が味わった窮屈さや不自由を。 いちばんほしかったのは ただそこにいてくれてうれしい というまなざしだったことを。 そして今 目の前の子どもに それをしてあげられるいちばんちかしい人間が 自分だってことを。 . . . 親も 子どもも かつて子どもだった人びとも 読むことでほどかれる 親子という関係を見直す一冊。 ただそこにいてくれてうれしい そのまなざしがそそがれあう日々の手立てに。 「親子の手帖」 鳥羽和久著 (鳥影社)
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ふたりっ子バンザイ
¥2,200
ただ 二人の ちいさな兄弟が なんでもなく 育っていこうとしている ただそれだけの どう見ても個人的な写真の連なりであるのに、 こんなにも 自分の中の やさしい気持ちにつながるまなざしがひらく いつくしむ心を 思い出す ような心地になるのはなぜだろう? . . . 昭和の家庭風景で育つ子どもたちへ注がれるみずみずしいまなざしがひかる写真集。 半世紀の時を経て、たったひとりのための本をつくりつづける出版社 夏葉社により復刊された一冊です。 . . . 新刊書籍 「ふたりっ子バンザイ」 石亀泰郎 著 (夏葉社)
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本と体
¥1,980
SOLD OUT
本と体 高山 なおみ(著) 「ゼロになるからだ」「わたしのおいわいのとき」「うさぎのまんが」…。食とことばの料理家・高山なおみが綴った、26冊の感想文を収録。画家・中野真典らとの対談も掲載する。『読売新聞』連載をもとに、加筆して単行本化。 料理家、文筆家として活躍する高山なおみさんは自他ともに認める読書家です。2016年~2017年に掲載された読売新聞の本の連載を中心にした26冊の感想文と、「ことば」をめぐる対談3本を収録した、「本」と「ことば」をじっくりと深めて感じる一冊です。 出版社: KTC中央出版 サイズ:20cm/309p ISBN:978-4-87758-809-0 高山 なおみ 1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。著書に「野菜だより」「おかずとご飯の本」「今日のおかず」など。
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ルージュベックのだいぼうけん
¥2,090
ふしぎなルーペがついた 大判の絵本。 表紙のやさしい手触りと、赤とうすい水色のカラーが ものとしてもすてきです。 地面や ビルディングや 人や 山、 なんでもないような景色のむこう、思わずニヤリとする景色がルーペを通して浮かび上がります。 ひとりでルーペをあつかえるのは、おそらく3歳頃からです。 それより大きなお子さまや、大人のかたへのおくりものにも。 「ルージュベックのだいぼうけん まほうのルーペをつかってせかいをはっけんしよう!」 アガット・デモワ(さく),ヴァンサン・ゴドー (さく),うちだ さやこ(やく) 出版社: KTC中央出版 サイズ:34cm/1冊(ページ付なし) ISBN:978-4-87758-753-6
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二十四節気 季節めくり
¥2,200
SOLD OUT
季節は4で分けきれない。もっと細かく あわい、あわいに、移ろいがある。 それらは二十四節気と呼ばれ、ずっとずっと昔から、暮らしの底を流れている。 . . 「二十四節気 季節めくり」は、そのそれぞれ(冬至とか、夏至とか、春分とか、啓蟄とか)に寄り添うような写真と言葉をひと綴りにした 読みものでもあるカレンダーです。 日付がないので、いつからでも使い始めることができ、数年間にわたってたのしむこともできます。 . . 作り手は the vacant room さん。 福岡を拠点に、「よく生きるための詩的な試み」をされています。 朝の光に、緑の深さに、花の匂いに、夕焼けの色に、季節を感じられる身体ってうれしい。 そんな健やかな日々へ、ぐっと近づくことができるプロダクトだなあ、と思って、お取り扱いをさせていただいております。 ・A5サイズ ・全26ページ(表紙含む) ・カレンダーページの一番最後には2022年〜2024年の二十四節気と太陽暦の対応表付きです。
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新月の子どもたち
¥1,870
SOLD OUT
斉藤倫、待望の長篇書き下ろし。 きみは、だれかの夢。きみは、だれかの未来。 小学5年生の令は、ある日、トロイガルトという国の死刑囚レインとなった夢をみます。死ぬことを当たり前のように受け入れているその世界で、「わたしは、しなない」という少女シグに出会い、いつしか彼女をたすけたいと思うように・・・。 一方現実での令は、合唱コンクールがせまる中、声変わりをからかわれ、歌うことから、自分と向きあうことから、目を背けようとします。しかしクラスメイトにたすけられ、たどりついた自分の新しい声は、ずっとそばにあったレインの声でした。その声に共鳴するかのように、夢と現実が重なりあい、やがて周りにいる人の記憶と世界の扉を開いていく――。 子どもたちが未来に光をみつける、希望を描いた物語。 (ブロンズ新社紹介文より引用)
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旅の断片
¥1,760
SOLD OUT
見知らぬ街 見知らぬ人びと 見知らぬ空 見知らぬ私 エッセイというよりか 随筆 というのがしっくりくる 染み込んだような静けさと芯のある力強さで書き留められた 旅の随筆集。 山の光を浴びるような一冊「街と山のあいだ」、最新作「旅の途上」と同様に ここにいながら、遠くにあるものを感じる、読書のすばらしい一面を きっと感じていただける一冊です。 . . . 【新刊書籍】 「旅の断片」 若菜晃子著 (アノニマ・スタジオ) 若菜 晃子 1968年兵庫県生まれ。編集者。学習院大学文学部国文学科卒業。山と溪谷社を経て独立。著書に「街と山のあいだ」「東京甘味食堂」「東京周辺ヒルトップ散歩」など。
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花のことば12ヶ月
¥1,760
SOLD OUT
幼い頃 育てた花 あの庭で 咲いてた花 はじめて 名前を知った花 季節のたびに 飾る花 あのひとが 好きな花 一輪、一輪が もっと 愛おしくなる。 12ヶ月のめぐりにあわせて紹介される 100近い花たち それぞれにまつわる 歴史や伝承、時には神話や和歌が織り交ぜられた「花のことば」が綴られています。 山、登山、自然、生物や植物などを愉しむ書籍を作られている出版社・山と溪谷社さんの書籍らしく、実用性とうつくしさをあわせ持った一冊。花えらびにも役立ちそうです。 . . . 【新刊書籍】 「花のことば12ヶ月」 川崎景介 監修 (山と渓谷社)
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満ちる腕
¥2,090
SOLD OUT
2020年に発売された著者2作目となる私家版歌集が、短歌研究社より 新装版として発売。 短歌45首、詩・散文8篇を収録。 ブックデザインは脇田あすかさんです。
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肌に流れる透明な気持ち
¥1,870
SOLD OUT
初版たったの300部。 増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、 発売から約3年の時を経て次作『満ちる腕』とともに短歌研究社より新装版が同時発売! 「わたし」を巡る60首。歌人・伊藤紺、最初の短歌集。 【歌集より】 ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる 楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた 前髪にかけてきた気が遠くなるほどの時間の一部にあなた
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幸せについて
¥1,100
SOLD OUT
そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生の上に立っていた なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ . . 70年近くを詩人として生きてきた谷川俊太郎さんが「幸せ」をテーマに書き下ろされた書籍です。 軽やかな装丁でありながら、人生の知恵とことばに満ちた一冊。 (カバーは3種類ありますが、中身は同じです。在庫があればお選びいただくこともできます。) . . . 【新刊書籍】 「幸せについて」 谷川俊太郎著 (ナナロク社)そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生の上に立っていた なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ . . 70年近くを詩人として生きてきた谷川俊太郎さんが「幸せ」をテーマに書き下ろされた書籍です。 軽やかな装丁でありながら、人生の知恵とことばに満ちた一冊。 カバーは3種類ありますが、中身は同じです。 在庫があればお選びいただくこともできます。備考欄にご記載ください。 . . . 【新刊書籍】 「幸せについて」 谷川俊太郎著 (ナナロク社)
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よいひかり
¥1,540
SOLD OUT
彼はあわてて その場をはなれて 一束のチューリップを持ってくる わかりやすいピンクの まだつぼみのそれらは 計量カップに飾られて 咲くのを 待っている . . . ふつうの日常の上にあるものの名前を与えられた、36篇の詩。 とびきりのことではないかもしれない、日々の暮らし、生活の上に、それでもどうしようもなくひらく花のような光をあつめた 小さな花束を思う一冊。 . . 【新刊書籍】 「よいひかり」 三角みづ紀著 (ナナロク社)
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とりとめなく庭が
¥1,540
SOLD OUT
「からだとこころはいかに直結しているかに気付かされてはっとする。上を向いて歩いているとき、うつむいて歩いているとき。どちらが良いなんて決めつけることはせず、どちらにしても発見にあふれていて、こぼれおちたものを、日々、拾いあつめて詩や写真に変化させていく。瞬間を写真におさめるという行為は、風景でも記録でもなく、自らの感情だ。」 . . . その文章の中にさえ、詩の光がそそがれる 詩人・三角みづ紀さんのはじめてのエッセイ集。 前作の詩集「よいひかり」に続き、装画はさとうかなさん。本文の向こうに特色で浮かび上がる挿画もうつくしい一冊。 . . 【新刊書籍】 「とりとめなく庭が」 三角みづ紀著 (ナナロク社)
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水上バス浅草行き
¥1,870
SOLD OUT
ほんとうに あたしでいいの? ずぼらだし、傘もこんなにたくさんあるし . 平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビール これが夏だよ . . ふふふふふと 笑みが こぼれて、 忘れるほど遠かったものがすぐそばにきて、 あんまりきれいで びっくりして、 名前の通りこんなにも短いのに、短歌、 なんでこんなにもいろんなものを どんどん どんどん 飛ばしてくるんだろう? 一冊打ち抜かれどおし 岡本真帆さんの歌集です。 . . . 【新刊書籍】 「水上バス浅草行き」 岡本真帆著 (ナナロク社)
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音楽
¥1,980
SOLD OUT
忘れたくないものを忘れても 平気になるために 短歌を作っている。 今はそう思っている。 . . いにしえからつづく 31音の世界を こんなにも身近に おもしろく たのしく うつくしく あたらしく 触れさせてくれる 歌人 岡野大嗣さんの第三歌集です。 箔押しのタイトル、継ぎ表紙の造本、ものとしてもうつくしい一冊。 青色・黄色 在庫があればお選びいただけます。ご希望の際は備考欄にお書き添えください。 【新刊書籍】 「音楽」 岡野大嗣著 (ナナロク社)
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青葱を切る
¥1,980
SOLD OUT
青葱を買ってくる ひとまとめに小口切りにする 涙がでてくる ビールを開ける ラジオをつける おそろしいことが聞こえてくる 青葱を切る 涙が出る 今夜は湯豆腐 明日は肉豆腐 . . . 表題作「青葱を切る」他、16の詩が束ねられた、詩人・藤本徹さんによる第一詩集。 やらわかな風が、擦れるラジオの音が、花の色が、しわがれた声が、日常のひとひらが、見えない光が、からだのうちに響きます。 西淑さんの装画、潔くも手ざわりのある装丁までうつくしい一冊。 【新刊書籍】 「青葱を切る」 藤本徹著 (blackbird books)
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あまいへだたり
¥1,980
SOLD OUT
眠る人のまぶたの薄さほどの ほんのすこしのへだたりをこえて そこへ歩みだすこと それがすべてのような気がしていた けれどまちがっていたのかもしれない . . . 詩は、かんたんなのか むずかしいのか、わからない。 長かったり、短かったり、そもそも正体がわからない。 自分がそれをちゃんとわかってるのか、ぜんぜんわかってないのか、わからない。 それでも惹かれて、詩集をひらく。 本当のところ、詩は、わかるものじゃあなかった。 春の光や、新緑の山、朝露のきらめきや、音色や、芳しい甘みのように まっすぐにとどいて からだまるごとがふるえる 言葉にできなさそのものだった。 そのことが、やっとわかった。 . . . 詩人・藤本徹さんによる第二詩集。 削ぎ落とされて、純粋なものだけが残った それでいて、やわらかに肌にさわる装丁もうつくしい一冊です。 . . 【新刊書籍】 「あまいへだたり」 藤本徹著