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白い火、ともして

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本作『白い火、ともして』は、芸術方面に進もうとする若い人たちに「創作基礎」の話をする機会があって、その講座の内容を随筆詩の形をとってまとめたものです。
創作に携わって生きている人、生きようとしている人、またその家族や友人の方へ。また、自分らしく創造的に生きるすべての人へ贈ります。

【作品紹介】
縁あって芸術方面に進もうとしている若い人たちに「創作基礎」の話をする機会がありました。創作そのものを教えることはむずかしいですが、創作をつづけていくにあたって知っておいた方がよいことなら少しは伝えられるとおもい、講座を担当しました。
その内容をより非実用的な方向にあらためて、随筆詩のようなかたちにまとめたのがこの小冊子です。ほとんど役に立つものではありませんが、創作を志すひとのささやかな支えになるかもしれません。本棚の片隅にそっと置いていただき、ときおりまぼろしをかんじるように読みかえしていただけたらうれしいです。

2026年1月
西尾勝彦


創造する、生きること


創造する
生きること
その永遠のゆらぎに
やすらかな
つながりをかんじます

しなやかで
ほのかなものが
まばたきのあいだに
ゆれています

創造することは

無からなにかを生みだすこと

まぼろしをうつつにすること

ゆさぶられるあわい記憶

ひらめきの春風

小鳥のはばたく光

天使の裳裾にふれている

無限のなつかしさ そのけはい

生まれた日のかけら

倒れている人に手をさしだす

ながれる水のゆらりゆらり

夢のしっぽを追いかけている

台所でのびゆく豆苗

あのひとに伝えそこねたおもい

自分を見失うことができる場所

霊感の理想郷

生きることそのもの


(版元より)

【新刊書籍】
「白い火、ともして」
著者 西尾勝彦
判型 105mm×135mm
頁数 74頁
(七月堂)

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