a w a i y a b o o k s (アワイヤブックス)
12席の小さな喫茶室
季節の小菓子と新/古本
「間 (あわい)」のひと時を
お愉しみいただければと思います。
大阪市福島区海老江2-7-22
月〜土 13:00 - 17:30 (17:00 L.O.)
日 11:00 - 17:30 (17:00 L.O.)
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◯ 喫 茶 小 品
・お飲物 550円〜
(コーヒー、紅茶、チャイ、
クリームソーダ、ソフトドリンク等)
・小菓子 600円〜
(ケイク、パフェ等)
✳︎写真は季節のパフェの一例です。
✳︎テイクアウト用の個包装焼菓子も販売しております。
詳しくは Instagram をご覧ください >
◯新/古本
実店舗では販売している書籍を喫茶室でお読みいただくこともできます。(全部で400冊ほど)
オンラインストアでは「新刊書籍・雑貨」と時々焼菓子を販売しております。
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アワイヤのトート
¥2,380
本を連れて帰るのにちょうどいい(かさばらなくて、軽くて、繊細すぎず、本がちょうど良く収まり、装いを選ばずしかしスタイルのある)鞄があればいいなあ、 という願いをぜんぶ叶えた<アワイヤのトート>です。 (素材・サイズについて) ベースの生地はうすピンクがかかったベージュ。薄手ですが透けません。軽いですがなかなかタフで、四六判5冊程は入ります。(1.5kgくらい。ただし強くひっぱるのは厳禁) 折り畳んで鞄などにしまうこともできます。 サイズは雑誌や絵本がゆとりをもって入る大きさで、マチがないため本がぴたっと収まり、いろんなサイズの本を数冊入れてもすっきりと持ち運べます。 (プリントについて) 前面の絵のようなものは、 あわいの時間をぜひどうぞ とおんなじ意味合いで使っていることば <have a nice book time> といつのまにかシンボルになりつつある<あわいのひと>を 文字になりすぎず絵になりすぎない あいだのかたちであらわしました。 一枚いちまいシルクスクリーンで手印刷しているため、インクの濃淡やにじみ、かすれがあります。 男性も女性も違和感なくお持ちいただけるようにも気をつけました。 (写真のモデルは160cm女性と178cm男性にお願いしました。) よい読書のおともに、ぜひどうぞ。
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新しい日の真ん中に
¥1,320
朝の窓辺で、 満員電車の中で、 喫茶店の椅子で、 散歩道で、 ほろ酔いの夜の街で、 おやすみ、のあと布団の中で、 いつでも、どこでも、ひらいてみる。 やわらかに澄む 汲みたての水のような詩を からだに通わせてみる。 気持ちの良い風がからだぜんぶをやさしく吹き抜けたり、 おおきな広い水のかたまりにとっぷりとおおわれれたり、 埋めた記憶もない種がからだの中で芽吹いたり、する。 . . . 手帳のような軽やかさでどこへでも携え、どこでも気楽にひらくことができる 児玉由紀子さんの詩集です。 . . . 新刊書籍 「新しい日の真ん中に」 児玉由紀子著 イラストレーション:安藤智 デザイン:角谷慶 サイズ:162mm/44p
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花のことば12ヶ月
¥1,760
SOLD OUT
幼い頃 育てた花 あの庭で 咲いてた花 はじめて 名前を知った花 季節のたびに 飾る花 あのひとが 好きな花 一輪、一輪が もっと 愛おしくなる。 12ヶ月のめぐりにあわせて紹介される 100近い花たち それぞれにまつわる 歴史や伝承、時には神話や和歌が織り交ぜられた「花のことば」が綴られています。 山、登山、自然、生物や植物などを愉しむ書籍を作られている出版社・山と溪谷社さんの書籍らしく、実用性とうつくしさをあわせ持った一冊。花えらびにも役立ちそうです。 . . . 【新刊書籍】 「花のことば12ヶ月」 川崎景介 監修 (山と渓谷社)
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幸福論
¥1,980
今からだいたい100年前に書かれたのに、たった今すぐ側でほほえみ、まあ大丈夫よ、と肩をたたいてくれるような本。 一見分厚いですが、3〜4ページくらいの短い考察が93章。 各章の前にさらに短い一文、たとえば、 「怒りの発作も咳の発作もたいして変わらない」 「ほほえみほどすばやく快く効く薬は、どんな名医も持ち合わせていない」 「自分の手の届かないところまで考えない方がいい」 なんかが書いてあって、枕元に置いて、寝る前や起き抜けにぱらぱら開くのにちょうどいいなあと思います。 100年経っても、人間はあんまり変わらない。今生きる私もあなたも、たぶんあんまり違わない。 不幸は わたしだけ から生まれるのかもしれないな、とか、 幸福は 意志を持って生きることそのものなのかな、とか、 自分の中にある余分を手放したり、ことばになってなかったことを形にしたり、そんな手がかりたっぷりの一冊です。 . . 【新刊書籍】 「幸福論」 アラン著 村井章子訳 (日経BP社)
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コジコジにきいてみた。
¥1,100
みんなのモヤモヤにコジコジが答える ただただそれだけの 最高の一冊です。 . . . 【新刊書籍】 「コジコジにきいてみた。」 文・絵 さくらももこ (ブルーシープ)
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たましひの薄衣
¥2,200
(収録歌より) ーネロ帝の若き晩年を思ふとき孤独とは火の燃えつくす芯 ーたましひのまとふ薄衣(うすぎぬ)ほの白し天を舞ふときはつかたなびく ー水差し(カラフ)より水注(つ)ぐ刹那なだれゆくたましひたちの歓びを見き ー一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ ー「わたしの夫(モン・マリ)」と呼ぶときはつか胸に満つる木々みな芽ぐむ森のしづけ . . . 花がひらくような静けさで差し出される31音 それはたとえば 異国の音彩 時間に磨かれ光る色かたち たった一瞬の揺れ動き 極上の静謐が からだの中へ染み渡っていくような歌集。 . . 【新刊書籍】 「たましひの薄衣」 菅原百合絵 (書肆侃侃房)
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詩集 愛について
¥1,980
すべての詩に すこしずつ映る もうさわることのできない人の影 詩はいつも すこしかなしく それは愛と よく似ている . . . 【新刊書籍】 「詩集 愛について」 若松英輔著 (亜紀書房) 若松英輔 1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」で西脇順三郎学術賞を受賞。
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詩集 見えない涙
¥1,980
このかなしみは どこまでも流れ 永遠に枯れることのない川 詩の形をして いつまでも流れる 涙 . . . 若松英輔さんのはじめての詩集。 白色の重なり 箔押しの装丁が美しい一冊です。 【新刊書籍】 「詩集 見えない涙」 若松英輔著 (亜紀書房)
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詩集 美しいとき
¥1,980
あなたといるとき わたしは 自分のことを 忘れていられる 懸命に 生きようとさえしないまま 今だけをじっと 味わっている しあわせか どうかも 考えず ただ 今 このときだけは 美しいと 感じている . . . 「見えない涙」「幸福論」「燃える水滴」「愛について」「たましいの世話」に続く 若松英輔さんの詩集。 ほんの少しの翳りをふくんだ青色と、銀の箔押し装丁までうつくしい一冊です。 【新刊書籍】 「詩集 美しいとき」 若松英輔著 (亜紀書房)
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美しいってなんだろう?
¥1,980
谷川俊太郎「真と善はしばしば争いを生むが、美は敵を作らない」 一青窈「この本は私をすっかり優しい気持ちにしてくれました」 若松英輔「稀有な本に出会った。存在の秘義を伝える1冊だ」 中江有里「本のつくりがとても凝っている」 佐々木美佳「読む人それぞれの人生が心に浮かぶ、鏡のような文章。涙が溢れる。」 美しいってなんだろう? ――ある日、8歳の娘から投げかけられたなにげない質問に、手紙を届けるように文章を書きはじめた。 600冊以上の本をデザインしてきた装丁家・矢萩多聞。 小学生の娘と交わした、世界のひみつを探る13の対話。 ◆帯の推薦文 「この本には学校にはない、 インドの匂いがある。 生きる知恵を学べる楽しい父娘合作の本。 真と善はしばしば争いを生むが、 美は敵を作らない」 谷川俊太郎 「この地球上に鳴っているしあわせな音に 耳をすまし、腰を下ろし、命を噛み締める。その音を共有してくれるこの本は 私をすっかり優しい気持ちにしてくれました」 一青窈
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心は胸のふくらみの中
¥1,650
◯ (収録歌より) ーおんなというもの野放しにして生きるには多すぎる爆撃機 ー素敵なことと思う友達の妊娠は知らない国の夜明けみたいな ー女の子を好きなぼくに好きだと言う男の子をなでるぼくの手のひら ー賃金のすくなさ自転車を漕ぐちから肉まんふたつ分のおっぱい ー独身のからだでどこまで行けるだろうずっと遠洋の漁船の灯り . . . . 女のからだで生きる途中途中に覆い被さるままならなさや、自分が自分のままでいることのむずかしさ、静かに降り積もった抑圧で、ぎゅうぎゅうになって、息ができない朝を、昼を、夜を、何度もこえて、やっぱりこのからだで生きているわたしの前で、31音の短歌はうねり、暴れまわり、つきはなしたり、おもむろに抱きしめたりする。 . . . 【新刊書籍】 「心は胸のふくらみの中」 菊竹胡乃美著 (書肆侃侃房) 四六判、並製、120ページ
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歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術
¥2,915
「自分の人生を、主導権をもって歩き続けるとはどんなことか?」北欧における"世界文学の道先案内人"が「歩くこと」の本質に迫る。 (Amazon紹介文より引用)
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ポエトリー・ドッグス
¥1,760
「このバーでは、詩を、お出ししているのです」 今夜も、いぬのマスターのおまかせで。詩人・斉藤倫がおくる、詩といまを生きる本。 『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』につづく、31篇の詩をめぐるストーリー。 「詩っていうのは、おもい出させようと、してくれてるのかもね。このじぶんだけが、じぶんじゃなかったかもしれないことを。このせかいだけが、せかいじゃなかったかもしれないことを」 T・S・エリオット 吉岡 実 ガートルード・スタイン アメリカ・インディアンの口承詩 萩原朔太郎 ボードレール 杉本真維子 宮沢賢治 石原吉郎 ウォレス・スティーヴンズ 石牟礼道子 アルチュール・ランボー ……ほか全31篇の詩をめぐる物語
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途上の旅
¥1,760
海面へ降り注ぐ雨 草ぐさがそよぐ陽だまり 風の吹き渡る音 旅の記憶を繋ぎ集めた随筆集「旅の断片」 につづく本作は、自然にゆかりある旅の記憶の集合体。 遠く離れた 見知らぬはずの自然のなかで、深く、大きく呼吸をするように読める一冊です。 若菜さんの書かれる文章は、静かなのに、力強い。目に見えるところに置いて、ときおり手のひらで愛でるきれいな石みたいな言葉がそこかしこにあらわれます。 ゆっくりと時間をかけて、言葉の光を拾い集めるように読み進めていただきたい一冊です。 【新刊書籍】 「途上の旅」 若菜晃子著 (アノニマ・スタジオ)
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香りの扉、草の椅子
¥1,760
静かに澄んだまなざしは ただ ただ うつくしいものをすくい上げてゆく いま ここにしかない を想う 薬草を撚り糸に紡がれるような日々のエッセイとハーブを愉しむレシピ集。 【新刊書籍】 「香りの扉、草の椅子」 萩尾エリ子著 (天然生活ブックス)
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ハーブカタログ
¥1,320
「はじめてでも育てやすい50種類のハーブと、ハーブの基本をわかりやすくまとめた、世界でいちばんやさしいハーブの本」緻密で、優しく柔らい表現に定評があり、「無印良品」のエッセンシャルオイルのカタログの植物の絵も話題の人気イラストレーター「服部あさ美」が丁寧にハーブを描きました。 ハーブコーディネーターの相澤栄子氏の監修の元、初心者がベランダでも簡単に育てられる50種類を厳選。それぞれのハーブの特徴や効能などもわかりやすく紹介。それに加え、ハーブの基本の話から、育て方のコツ、活用方法などを、ほのぼのとした絵とわかりやすい文章で絵本にした「ハーブの絵本」も収録。緻密で繊細ながら、あたたかくどこか懐かしいハーブの絵を眺めているだけで心がほっと休まります。 もちろん、実用性も高くこれを読めばハーブの基本がしっかり理解できます。
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高加水生地の粉ものレッスン
¥1,650
朝、焼きたてのパンを 仕事の後、焼きたてのピザを 週末、思い立っておやつを すんなり焼けたらいいのになあ、を叶えることができそうです。 少ない材料。捏ねない。冷蔵庫で発酵。4日間も保存がきく(!)。 魔法のような生地をつかった パンやピザやおやつのレシピ集。 【新刊書籍】 「高加水生地の粉ものレッスン」 内田真美著 (KADOKAWA)
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東京
¥2,090
ここで言う東京とは、東京という場所とは、けっきょくのところこの国の状態に対する比喩であると思った。この国の、すべての富が、すべての貧しさが、すべての鷹揚さと放漫さが、すべての資本と、すべての物質主義が、人間のあくなき欲望と、人間の愚かさが、そのあたたかみと精神的な気高さが、すべての田舎とすべての都市が、「東京」という言葉に集約されるとき、わたしたちはこの街に何を見るのだろうか。 新潟県出身(現在は東京在住)のMAIさんとAsako Ogawaさんと出会ったのはつい最近のこと。少し前に新潟で二人が開催したという小さな展示を記念した小冊子を見せてもらった。 「東京」とタイトルが印刷されたその小冊子に書かれていた前述のMAIさんの言葉、そしてどこにでもあるようで、どこでもない東京の風景を切り取るAsakoさんの写真に痺れ、久しぶりに一緒に何かを作ってみたいと思った。 その後、新潟から上京した二人と共に遠隔でやり取りをしながら、「東京」をテーマに一冊の写真詩集を作るべく動き出した。 東京、と言葉にした時に溢れ落ちるもの。地方都市に住む人間から見た東京。そこで暮らす者から見える東京の現在位置。きっかけは数ページの小冊子だったものが、まるでバンドのように何度もジャムセッションを重ねる二人の若者によって、いつの間にか120ページ以上のボリュームに膨れ上がった。 何年も何十年も読み継がれるような、エバーグリーンな佇まいを讃えたポケット型の判型の写真詩集『東京』。東京に暮らす人も、東京以外で生きている人も、東京という街を想う時に去来する、郷愁に似た不思議な感情と、好きと嫌いが入り混じるアンビバレントな思いを、20代の二人が写真と文章で掬い上げる。 (BOOKNERD紹介版より引用)
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かたわらに
¥2,860
小さい木の彫刻を作るようになったのには理由がある。 ドイツに留学していた当時、私の展覧会に来た人が、 まるで靴屋で靴を買うように彫刻を買ってくれた。 日本では考えられない強烈な経験だった。 そのときから私は街の彫刻家になりたいと 考えはじめていたのかもしれない。 (まえがきより) ただある。あなたを映す鏡のように—— 大胆さと繊細さをあわせもつ才気溢れた彫刻家の初作品集。
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あるノルウェーの大工の日記
¥1,870
手は人生を物語る 自分にできること、やってきたことはここに写し出されている。この手は私の推薦状であり、履歴書だ。 (本文より) ノルウェーで自営業を営む大工の日々を職人技の豊かなディテールと共に綴られたエッセイ。 勤勉実直でありながらユーモアがありどこか親しみやすい文章です。 大工という職業の方の書く文、というのも新鮮に映るのではないでしょうか。 専門的なことはもちろん、 施主とのやりとりや他の職人とのスケジュール調整等、顧客や仕事仲間へのこまかな気配りから作者の大工としての矜持を垣間見ることができます。 . . . 新刊書籍 「あるノルウェーの大工の日記」 オーレ・トシュテンセン著 中村 冬美/リセ・スコウ訳 牧尾 晴喜監修 (河出書房新社)
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紺青のわかれ
¥1,078
凝血色に爛れてこびりついてゐた花が、ころりと落ちたのが一週間前だった。 湿つた花粉が薬のやうにテーブルにこぼれて、そのままかわききつてゐる。 その一週間前に父が失踪した。 (本文「蘭」より) まずは、目で、文字の美しさを堪能してほしい。次に、読みがなを参考にしながら音読し、言葉の響きを堪能してほしい。「塚本語」あるいは「塚本詞」には形而上学的な香りがあり、宇宙とつながる音楽があり、冷静な熱気がある。 (解説より) 人間の性による破滅の数々でありながら耽美に仕立てあげられている物語、 一つ一つの文と旧仮名遣いには世界観にどっぷりと溺れる感覚に陥ります。 短編集と侮るなかれ、重厚なミステリーとしても堪能できる一冊となっております。 . . . 新刊書籍 「紺青のわかれ」 塚本邦雄著 (河出文庫)
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怠惰の美徳
¥990
三十二歳になったというのにまだこんなことをしている二畳の部屋に寝起きして小説を書くなどと力んでいるがろくな文章も書けないくせに年若い新進作家の悪口ばかり云っている ── 雑巾にでもなって 生れてくればよかったのに人間に生れて来たばかりに三十二歳となったと言うのにおれはまだこんなことをしている ( Ⅰ 三十二歳より) 冬になってなんだか無気力になってしまう方もいらっしゃるではないでしょうか。できればたくさん寝たい、あわよくば冬眠をしたい、そういった方には共感できると思います。 この本は梅崎春生が「どうも私は怠け者です。」と言わんばかりに約300頁に渡って自身のことを書き連ねた短編集となっています。 輝かしく豪華という言葉には全く無縁の、地味で暗澹とした文ではあるものの、情報消費が早く良くも悪くも派手が目立つ社会で過ごす私たちにとってはどこか親近感を覚えるのではないでしょうか。 どうして働かずに生きる事がこんなにも非難れるのか、でもこんな事を声に出して言うのはなんか嫌だ、もはやそういうことを考えないものに生まれ変わりたい。 そのような気持ちを代弁するような一冊です。 . . . 新刊書籍 「怠惰の美徳」 梅崎春生著 荻原魚雷編 (中央公論新社)
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振りまはした花のやうに
¥1,500
はづかしいから振りまはした花のやうに言ひにくいことなんだけど . . . たどたどしく読む、古いかなづかい。 何度かなぞって、するりと一首がつながり立ち現れるとき、 どこか愁いを帯びた、破れた硝子のような光がかがやく。 第三歌集「振りまはした花のやうに」。 第一歌集 『顔をあげる』(1961年)、第二歌集『前線』 (1976年)を併録。 代表歌「男の子なるやさしさは紛れなくかしてごらんぼくが殺してあげる」(『前線』)、「外套の腕絡ませるようにしてなじりくる腹立てなくっていいの」。 短歌に口語を取り入れる独特の文体は、俵万智氏など現代を代表する歌人たちへも深く影響を及ぼしている。 どこへでも携えていける文庫サイズがうれしく、装丁のうつくしい 短歌研究社新文庫シリーズ第二作です。 . . 【新刊書籍】 「振りまはした花のやうに」 平井弘著 (短歌研究文庫)
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エノグ屋の言葉集 月光荘のユーモアカードと色ポエム
¥1,760
与謝野晶子、永井荷風、藤田嗣治、花森安治など数多くの芸術家・文化人に親しまれてきた100年以上続く老舗「月光荘画材店」。 愛や恋を中心的なテーマに選ばれた 猪熊弦一郎さんをはじめ、多くのイラストレーターの絵と、ウィットに富んだ言葉を合わせた「ユーモアカード」。 自社製エノグ一つひとつに込めた思いが綴られた「色ポエム」。 心身きりりと引しまる 月光荘おじさんの手紙や、さまざまな世代からの寄稿もおさめられた 充実の一冊です。 . . . 【新刊書籍】 「エノグ屋の言葉集 月光荘のユーモアカードと色ポエム」 月光荘 (産業編集センター)